「石灰石を磨いて化石を観察してみよう」 化石磨き体験教室 in 葛生小
フズリナは葛生を代表する化石だよ!
葛生小学校が数年前から一年生を対象に放課後教室として行っているこのワークショップ。最初に体験した当時の一年生たちも今では中学生になって化石館を訪れることがあるという。 「あのときの化石、今でも持ってます!」 「宝物にしてます!」 体験した子どもたちの言葉はどれもイキイキとしたものだ。
化石磨き、というと耳馴れなく、どういうものかも想像しづらいが、ようは化石の一面をヤスリで磨いてピカピカにするというもの。自分が磨いた化石は持ち帰ることができる。もともとは化石の研究手法に、石を薄くスライスして磨き、プレパラートに仕立てて顕微鏡で観察するという工程があり、そこからヒントを得たものとのことで、試行錯誤の結果、今のようなワークショップにたどりついた。
石を磨く、という単純作業、子どもにはうけないのでは?という初期の杞憂もなんのその。この日の葛生小一年生たちを見ている限り、単純作業だからこそ子どもたちは夢中で磨き続ける。ザラザラだった表面がどんどんツルツルに、そしてフズリナの化石もより鮮明な形で姿をあらわす。確かにこれは〝宝物感〟満載。 「ウミユリ出てこい!」 そんな声を発していた子は、小さい頃から化石館のリピーターとのことで、フズリナとともによく出る化石ウミユリをさらっと知ってる小一、いかにも葛生っ子らしい。
このワークショップは化石館でも不定期で行われているほか、葛生以外の小学校、公民館などでも開催されることがあるので、市公報誌やホームページでご確認を!
SANOMEDIAスタッフによる化石磨きチャレンジ動画もあります!
SANOMEDIAスタッフも化石磨きにチャレンジしてみました。
動画で化石磨きの方法・様子をチェック!