青竹手打ちラーメン 麺屋 貴

本格中華と佐野ラーメン
両方の修行経験が生み出す
平成生まれの最年少店主登場

ついに佐野ラーメン界に平成生まれの店主が誕生した。若干27歳。現行の佐野ラーメン店主では一番若いはずである。

「佐野ラーメンが大好きでいつか自分で佐野ラーメンの店を開くことが夢でした。それを目標に調理の専門学校へ進み、都内の中華料理店で5年修行させてもらったんです。お店は麻布十番にある高級中華の有名店。私が担当していたのは前菜や焼き物などです。香港人のチーフとメニューの開発をさせてもらったこともありました。こうやって言うとラーメンと程遠い世界のように思われるかもしれませんが、佐野ラーメンが小さい頃から好きだったからこそ、広い世界を見て新しい風を入れたかったというのがあります」

いみじくもオープン時期はコロナ禍の緊急事態宣言前夜。テイクアウトメニューにチャーシュー炒飯、四川麻婆豆腐、蒸し鶏、炙りチャーシュー丼などを掲げたところ、「めちゃくちゃうまい」と口コミで話題に。中華の修行が思わぬ形でオープン時期を支えたことになる。
中華料理店での修行後は佐野に戻り、現在、押しも押されぬ人気店となった『ラーメン 大和』でさらに3年間修行した。

「初めてお店に行った時、群馬の岡直三郎商店が作る“日本一しょうゆ”を使っているのを見て、“ここ(大和)で修行しよう!”と決めました。これを使ってるとこなら間違いないと思ったんです。もちろん今、うちの店でも使ってる醤油です。甘みとコクが絶妙で、銀座の有名料亭でも使われてますよ」

こうして選び抜かれた素材を使ったスープは、さらに自家製の香味油がプラスされて完成度を増す。豆板醤、豆鼓醤、ラー油もすべて本格中華仕込みの手作り。ジューシーな餃子との相性も抜群というパプリカ醬も自家製だ。

「地元の皆さんに愛されたいという思いが強かったので、この時期のオープンはむしろ良かったのかもしれません。観光客や県外の皆さんにもそのうち来ていただきたいですけれど、やはり一番は地元。佐野ラーメンを大事にしていきたいです」

RAMEN DATA/ラーメン

【スープ】
スープからの油ではなく自家製の香味油をプラスする手法により
コクがあるのにさっぱり。こだわりの『日本一しょうゆ』を使用。

【チャーシュー】
弱火で長時間煮込んだホロホロ食感。中華料理店での修行時代は
北京ダックなどの焼き物も担当していたので、ゆくゆくは焼きチャーシューも視野にいれている。

【麺】
3種類の小麦粉にタピオカ粉をブレンド。モチモチ、ツルツルのここでしか食べられない食感にこだわって辿り着いたオリジナル。

青竹手打ちラーメン 麺屋 貴

  • 栃木県佐野市赤坂町960-28
  • 0283-21-5007
  • ​​​​11:00〜14:30、17:00〜20:00
    ※麺・スープが終わり次第終了
  • 木曜日