佐野ラーメン いってつ

佐野ラーメンの王道を貫く
手打ち麺だからこそ出せる
本当の不揃い

イオンモール佐野新都市から県道270号線を西へ進むと、シルバーでモダンな雰囲気の建物が見えてくる。2004年に暖簾を掲げ、今年で15年目を迎えた『佐野ラーメン いってつ』だ。店主の八長さんは、誰かの元で修行をせず“佐野ラーメンらしいラーメンをつくろう”と、その一念で地元に根付く佐野ラーメンを追求し続けてきた。

「佐野ラーメンの“青竹で打って手づくり”をやりたいっていうのが始まりなんだよね。ラーメンと餃子だけで勝負しようって」その王道を貫くという思いからつけられた屋号『いってつ』。その名は地元から広く伝わり、今や客足の絶えない人気店のひとつとなった。

「手打ち麺っていうのは、手で捏ねてから、青竹を使って足で踏んで伸ばして手切りするからどうしても不揃いになってしまうんだよね。だからこそ不規則に空気の層ができるからスープの染み込み方も違うし、旨いまずいは別としてこれが本来の手打ちなんだよね」と、麺づくりへの思いを語ってくれた。不揃いだからこそ味わえる味・バランスがあるのだ。

基本となるスープは、動物系に野菜の旨味を加えたオーソドックスなスタイル。昔ながらのベースを守り、オリジナル色を強くすることはあえてしないという。初めて来店する方には、しょうゆラーメンをお勧めしたい。

しょうゆと双璧をなす“しおラーメン”は、まかないとして出していたものが「旨い」とスタッフ間で好評になり、工夫を重ねた後にメニューへ追加された。当時、佐野で“しお”を提供しているお店はほとんど無く、同店が始まりではないか。

また、手作り餃子はニンニク不使用なので、ランチタイムでも心配せずに食べられる。野菜たっぷりの餡は、その甘みとザクザクとした食感が楽しい。

「時代とともに変わっていかないといけない部分はあって、スタッフと意見を出し合って、基本を守りながら佐野ラーメンを追求してきたんだよね。今では、仕事のやり方や休みの取り方なども、みんなで話し合ってますよ」と、八長さん。メニューは変わらないというが、味も環境も進化しているようだ。同店は、ラーメンはもちろんのこと、気持ちのいい接客でもお客様に喜ばれている。こうしたスタッフ全員の意識の高さが、また行きたいという気持ちにさせてくれるのだろう。

今後ラーメン作りを学びたい人が来たら…「当然だよ!いつでも来てほしい!うちで修行して、自分の店を持ちたいっていう若者がいたら、しっかりサポートしたいね」と、八長さん。佐野ラーメンの王道を学びたい人は、いってつの門を叩いてはいかがだろうか。

RAMEN DATA/ラーメン

【スープ】
動物系と野菜の旨味を加えた王道スープ。

【チャーシュー】
厚く切られたチャーシューは、食べ応え抜群!
何枚でも食べたくなる美味しさ。

【麺】
柔らかさと噛みごたえのある食感が絶妙なバランスで、スープによく絡む。

佐野ラーメン いってつ

  • 栃木県佐野市高萩町1201-7
  • 0283-24-2465
  • ​​​​11:30~20:00(L.O. 19:30)
      ※麺・スープが終わり次第終了
  • 火曜日