佐野青竹手打ち麺 尚杜

田村屋の味と心意気をしっかりと学んだ、7番弟子の店

2023年5月にオープンした『佐野青竹手打ち麺 尚杜』。
人気店を数多く輩出してきた田村屋系列の7番弟子が、7年の修業を経て開業に至った。

店主の船渡川尚杜さんは、大の佐野ラーメン好き。高校生の頃から市内の食べ歩きを楽しんでいたそうで、これまでに訪れた軒数はなんと200軒以上にも及ぶ。
好きが高じて『麺屋 ようすけ』でアルバイトしていた経験もあるほどの、根っからの佐野ラーメン好きだ。

19歳のときにラーメン屋になることを志し、『田村屋』の門を叩いたという。それから実に7年もの間、総本山ならではの味と心意気を学んだ。

からだに染み付いた田村屋の味。そこに独自で追求したおいしさを織り交ぜ、澄んだ味わいながらもコク深い佐野ラーメンを完成させた。
「師匠のところで学んだことを活かしながら、お子様からご年配の方まで、幅広い年齢層の方に楽しんでいただけるようなラーメンをつくりたいと思っています」と尚杜さん。
田村屋が掲げる“一麺一心”の心意気を体現するかのような、丁寧な手仕事を感じる味わいをぜひご賞味いただきたい。

一番人気の『味玉ラーメン』もおすすめだが、『旨辛ラーメン』も病みつきになるほどのおいしさだ。
自家製ラー油と数種類の香辛料をブレンドした、辛さの中に濃厚な旨味を感じる、ここでしか食べられないラーメン。
田村屋での修業時代に、まかないでつくっていたのがはじまりだそうで、研究を重ねて今の味にたどり着いた。
平日限定にはなるが、辛い物好きな方にはぜひおすすめしたい。激辛、控えめなどの辛さの対応も可能だ。

田村屋の味を引き継ぎ、さらなる進化を遂げる『尚杜』。
青竹手打ちならではのモチモチ麺とスープが絡み合う、絶妙なおいしさをご堪能いただきたい。