TRUNK -GARDEN PLANTS MARKET-（トランク ガーデンプランツマーケット）

ランドスケープデザインでつくられたガーデンショップ

佐野日本大学高等学校の程近くに先月オープンした『TRUNK -GARDEN PLANTS MARKET-（トランク ガーデンプランツマーケット）』。アカマツのアーチに導かれるように足を踏み入れると、異国の地を訪れたかのような世界観が広がる。200種類にものぼる大小さまざまな植物を取り揃え、ライフスタイルにあわせたグリーンコーディネートをおこなってくれる。

樹木の配置から考えられたランドスケープデザインで、木々を囲うように立ち並ぶ3棟の建物。実はこの場所、外構造園業を営む『ROOT-ORIGINAL GARDEN WORKS-』が設計・施工をおこなったガーデンショップだ。
植物と生きる楽しさや、自然の世界で生きている喜びを体感できる場所にしたいという想いが『TRUNK』をつくるきっかけになったという。

オーナーである森真樹さんは、東京都の出身。そんな森さんがこの場所に『TRUNK』をオープンさせることになったのは、佐野で外構造園工事を頼まれたことがきっかけだったそう。「それまでROOTの施工先は都内や湘南が主だったんですが、佐野での施工がきっかけでよく訪れるようになって、佐野の人たちのあたたかさに惹かれていったことが、この場所に魅力を感じた理由です。佐野の人たちと関わっていく中で、ここに住みたいと思うようになりました。それで今年、よし、佐野に行こうってことになって、スタッフ全員連れて会社（ROOT）ごと移住してきました」と笑った。

片流れ屋根が特徴的な建物のなかに進むと、生き生きと葉を伸ばす観葉植物が一斉に出迎えてくれる。鮮やかな緑の映える店内は、植物の魅力を最大限に引き出したモデルルームのよう。
向かいの温室ハウスには、サボテンや多肉植物、大型の庭木などがレイアウトされ、砂漠のオアシスを彷彿とさせる。

種類の豊富さはもちろん、レイアウトのセンスの良さも『TRUNK』ならではの魅力。それぞれの植物の特徴を活かした飾り方や雑貨の活用法なども提案してくれるので、まずはお気軽にご相談を。樹木を主役にしたランドスケープデザインで、非日常感を味わいたいという方にもおすすめの場所。外構造園業に携わってきたからこその着眼点でつくりあげられた緑豊かな空間を心ゆくまで楽しんでいただきたい。