佐野中央ボーイズ

野球を楽しみ、成長する喜びを感じてほしい～佐野中央ボーイズ始動～

2025年4月に創設された佐野中央ボーイズ。佐野市では初の小学生硬式野球チームだ。チームを立ち上げたのは浦野樹夫さん。佐野市出身で小・中学校時代に日本代表に選ばれた経歴があり、高校時代には強豪作新学院でレギュラーとして活躍。その後大学の体育学部に進み、中学・高校の保健体育の教員免許を取得した。そんな浦野さんが監督を務め、親交のあった鈴木さんを代表に迎えて、活動をスタートさせた。

現在は第一期生を募集しており、すでに15名が在籍、女子もプレーしている。そしてほとんどが野球初心者とのことだが、練習風景を見学していると、選手一人ひとりが真剣に、しかし笑顔で楽しそうに、積極的にプレーしている姿が印象的だ。浦野さんにそのことを伝えると、「まずは野球を楽しんでもらいたいと思っています。エラーを恐れずのびのびプレーしてほしいです」とこたえてくれた。

浦野さんをはじめ、高校時代は野球部で主将を務めていた代表の鈴木さん、そして他のコーチも含めて長年硬式野球をプレーしてきた経験豊富なトレーナー陣が、基礎からしっかり野球を教えている。さらに柔道整復師資格をもつ専属のトレーナーも在籍、定期的にチーム全体のトレーニング、選手一人ひとりの体のメディカルコンディションチェックを行っており、バックアップ体制も万全だ。

浦野さんが考える野球の楽しさをうかがうと、「選手個人としては、先週は10球中3球しか打てなかったけれど、今週は6球打てるようになった！というように、自身の成長が野球をやる楽しさに繋がってくると思います。また、チームプレーならではの楽しさもあります。試合ではみんなでひとつのボールで喜んだり、悔しがったり、仲間のミスをカバーしたり、それがイコール野球って楽しい！という気持ちになってもらえれば良いですね。そして、選手同士で声を掛け合ってプレーすることの楽しさを大切にしたいです。その為のサポートや安全面の管理はコーチ陣の役割だと考えています」。

最後に、「選手たちには、野球を通じて、挨拶がきちんとできて、困っている仲間がいれば助けるような、スポーツマンらしく元気な子どもに成長してほしいですね」と話してくれた浦野さん。チームではまだまだ選手を募集しており、定期的に体験会を開いているのそう。また、より良い練習環境を選手に提供したいという想いから、室内練習場も用意するとのこと。ホームページやインスタグラムをぜひチェックしてほしい。