【閉店】雨とオリーブ

素敵な空間で頂く、優しいイタリアン

佐野厄除け大師の斜向かいに、今年4月に新店がオープンした、グリーンの外観が目を引く『雨とオリーブ』。その文学的な店名も興味をそそる、イタリアンのお店だ。

テーブル席とカウンター席を合わせて10席ほど。落ち着いた色合いの家具やエジソンランプが店内を彩る。
「イタリアンといえば、パスタやピザが主流ですが、それ以外の料理を知ってもらえる機会になれば嬉しいです。肩肘張らず、気軽にお料理を楽しんで頂きたいです」という店主の言葉通り、メニューにはさまざまなイタリア料理が並ぶ。

『トリッパの煮込み』は店主のおすすめ。手間をかけて丁寧に臭みを取り除いたハチノス（牛の胃袋）を、トマト・ニンジン・玉ねぎ・セロリ・ハーブと一緒にじっくりと煮込む。
ハチノスはしっとりとやわらかく、噛むごとに旨味があふれだす。
またイタリアントマトの酸味がさっぱりとした後味を生み、アルコールとも相性抜群だ。

牛ひき肉・豚肩ロースを使用し、黒コショウ・数種類のハーブで作る、皮なしソーセージ『自家製サルシッチャ』も人気のメニュー。
ほどよい塩味と黒コショウ、ハーブのすっきりとした味わいが、肉の旨味を引き立てる。
サルシッチャを作るうえでの店主のこだわりは、豚肩ロースをミンチにするひと手間。程よいサイズの粗挽きにすることで、肉のジューシーさが増すという。

アットホームな雰囲気で、気軽にイタリア料理が楽しめる『雨とオリーブ』。
素材の味を活かしながら、じっくりと手間暇かけて作られる料理の品々を堪能していただきたい。

また、席数に限りがあるため、電話やインスタグラム等での事前予約をおすすめしたい。ランチやディナーのメニュー内容も随時変わっているので、ぜひインスタグラムをチェックしてみてほしい。