手打ちそば よろずや

手打ちそば よろずや

素材にこだわった料理が並ぶ、おだやかで居心地のいい場所

桜の名所として知られる天平の丘公園から2km程、県道18号小山壬生線沿いに店を構える『手打ちそば よろずや』。瓦屋根の風情ある佇まいが目を引く。
江戸時代、日光街道の宿場町だったこのあたり一帯は商いがさかんだったそうだ。
万屋(よろずや)として代々商いを行ってきた実家の屋号を受け継ぎ、2003年に蕎麦屋としてオープンした。

落ち着いた雰囲気の店内には、サラリーマンの他、年配のご婦人たちの談笑する姿が見られ、おだやかであたたかい空気が漂う。

そば粉や野菜はすべて国産にこだわった。北海道産の粉を使った、喉ごしのいいそばは、細めでコシのある食感がクセになる。そばと丼ものなどがセットになった平日限定のランチメニューはボリュームも満点で特におすすめだ。
新鮮野菜がふんだんに使われた、かき揚げ丼が同時に楽しめる『Aセット ミニかき揚げ丼』は、かき揚げのサクサク感がたまらない。食材となる野菜や米は、近所の農家の方が育てたものを使用しているので、新鮮かつ旨味が濃いのが特徴。
セットのそばは、うどんにも変更可能で、温・冷も選べる。その日の気分や気候にあわせて自由に選択できるのもうれしい。

女性から圧倒的人気を誇る『めんたいうどんセット』もおすすめしたい一品だ。彩りも華やかで、野菜が豊富なうえ、デザートもついており、女性たちの心をつかんで離さない。
新鮮野菜のシャキシャキ食感がアクセントとなった、モチモチうどんと明太マヨネーズとの相性は抜群。
米のおいしさを引き立てるいなり寿司もどこか懐かしい味わいで後を引く。
黒蜜ときな粉のアイスは、こっくりとした黒蜜の甘さとバニラのコク、さっぱりとしたきな粉の味わいが相まって、見事なハーモニーを奏でる。

うどんもまたそばのおいしさと対をなすほどに、こだわり抜いて作られている。
「練って踏んで、一晩寝かせてから、丸く玉状にしたものをまた踏んで、寝かせて、さらに踏んで、そこからのして打つので、麺を打てるようになるまで18時間ぐらいかかるんです。そばよりももしかしたら労力がかかっているかもしれませんね」と笑う店主の松沼貴彦さん。
手間を惜しまずつくられたうどんは、モチモチとしていて瑞々しく、弾力のある歯ごたえがクセになる。このうどんを目当てに、足繁く通う常連客の方も多いとか。
素材にこだわり、そのおいしさを最大限に引き出す『手打ちそば よろずや』。店主のひたむきな情熱と愛情が詰まった料理の数々を堪能してみてはいかがだろうか。

手打ちそば よろずやの店舗情報

  • 〒323-0017 栃木県小山市飯塚447地図を見る
  • 0285-25-6379
  • 11:00~14:30、17:00~20:30
    ※そば・うどん 売り切れ次第終了
  • 定休日: 火曜(祝日の場合は水曜)※臨時休業有
  • 15台