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カメラの基礎知識から撮り方のコツに至るまで、現役フォトグラファーがアドバイス。
写真をもっと楽しみたいと思っている方に向けたコラムです。

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Vol.2 ピント合わせのつまづき解決法​

Vol.2 ピント合わせのつまづき解決法​

撮影をするときに1番重要なのは『ピント』です。言葉でいうと主語のようなものなので、どこにピントが合っているのかで伝えたいイメージが変わってきてしまいます。今回はその『ピント』についてのお話です。​

スマホで撮る写真は、見えているほとんどのものにピントがあっている状態ですが、一眼レフカメラとなるとそうもいきません。​
子どもや景色などを撮った後、見返したときに「あれ?ピントが合っていないな」と気づくことがあるのではないでしょうか。​
正しくピントを合わせることは簡単に見えて実はとても奥が深いのです。​

カメラを構えてシャッターボタンを押したときに“ピピッ”と鳴る瞬間があります。その瞬間にカメラはピント合わせを行っているのです。“ピピッ”と音が鳴るのはシャッターボタンを“半押し”しているからで、これこそがピント合わせのカギになります。実はこの“半押し”、カメラを始めたての人が1番最初につまずきやすいポイントです。​

撮りたいと思う景色にカメラを向けてシャッターを押してみたが、ピントを合わせたいものがボケて映ることがあるのは、カメラ自体、目の前にあるもののどこが1番いい場所なのかわからないから。カメラに「ここにピントを合わせてほしい!」という指示を与えてあげなくてはなりません。その作業が“半押し”になります。正しくピントを合わせるには、この“半押し”が必要不可欠なのです。

シャッターボタンを軽く押した状態が半押し​


半押しをするとピントが合った位置の四角が赤く点滅する​


ピントが合っていない​


ピントが合っている​

ピントが思い通りに合わせられるようになってきたら、写真の“構図”にもちょっとこだわってみてはいかがでしょうか。撮りたいものに“半押し”でピントを合わせたら、シャッターボタンを半押ししたまま「なんだかいい景色」になるように、カメラの向きをちょっとだけズラします。撮りたかったものがいつも真ん中にいるのではなく、上下左右に少しズラすだけで、風景を活かすことができたり、写真のもつ雰囲気がグッと変わってくるのではないでしょうか。​

撮影協力 MINAGAWA KAORI Instagram

プロフィール

フォトアミューズ
Photo&Videographer
浦島大介

音楽業界にいたときにCDジャケットの制作に携わったことでデザイナーという職業に興味を持ち、広告代理店に就職。デザインの仕事に従事するうち、良いデザインは良い写真から生まれると気づき、写真や動画の世界に興味が広がったことでフォトアミューズに入社。婚礼撮影のビデオカメラマンとして人々に向き合ううち、『人』を撮る楽しさに目覚める。

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