フォトグラファーが教える!『みんなの写真部』

カメラの基礎知識から撮り方のコツに至るまで、現役フォトグラファーがアドバイス。
写真をもっと楽しみたいと思っている方に向けたコラムです。

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Vol.5 シャッタースピード

Vol.5 シャッタースピード

目の前を走り回る子どもを撮ろうとカメラを向けたけどブレてうまくいかない!
遠くのものを撮った時にボヤけた写真になってしまう!
スッキリしないその写真、もしかしたら“ブレ”てるかも?
シャッタースピードを操作してブレない写真を撮りましょう。

今回は、シャッタースピードについてのお話です。

カメラのモードをS(Tv)モードにします。

このモードはシャッタースピード(1/125などとなっている箇所)を自由に設定・変更することができます。
シャッタースピードは動いている被写体のブレに影響するので、数字を大きく(速く)すれば、走っているものなど速く動く被写体をピタっと止めた状態で写真に残すことができます。
シャッタースピードは音で聞くことも可能で、シャッターボタンを押したときに「カシャッ」となる音がシャッターが動いている証拠です。
そのシャッターの動く速度を変えることができ、小さく(遅く)すると「カッ…シャッ」と音がゆっくりになっていきます。

では実際に設定を変えながら撮ってみましょう。

▲ シャッタースピード 1/50

写真全体がブレています。
動いている被写体のブレや奥の景色にも手ブレが起きているので、あまり良い写真ではありません。

▲ シャッタースピード 1/100

上の写真よりブレは少なくなっていますが、腕にまだまだブレがあります。

▲ シャッタースピード 1/1000

上の2枚の写真に比べてブレが無く、後ろの景色もピタっと止まっています。
この設定なら動き回る人が止まった状態の写真を撮る事ができます。

シャッタースピードの違いで、動く被写体のブレに変化が起こることが分かりました。
今度はシャッタースピードを同じにしてズームをしながら撮影してみます。

▲ ズーム無し

動いている時ほどではありませんが、少しだけブレています。

▲ ズーム有り

ズーム無しに比べて大きくブレてしまっています。

同じシャッタースピードでもズームしなければブレ少なく、ズームしているとブレが大きくなります。これは、手でカメラを持った時に起こる“手ブレ”です。手ブレもシャッタースピードを大きくすることで、防ぐことができます。

自動車や電車なども同様に、速く動いているものはブレてしまいます。
もし写真がブレていると感じたら、シャッタースピードを大きく(速く)してみましょう。
同様に、遠くのものを撮る時もブレが起こりやすくなってしまいます。
そんな時はシャッタースピードを大きくして、ブレが起きない設定にしましょう。

【ワンポイントメモ】「スローシャッター」

ブレを利用した写真を撮る。
~カメラの機能の中で「これなんだろう?」的なものを解決します!~

こちらの写真はどちらもシャッタースピードを2(秒)で撮影しています。
上はメリーゴーランドが止まっている時、下は動いている時に撮影したので、メリーゴーランドの動いている箇所が“ブレ”て光の線のようになっています。
メリーゴーランド以外のものはその場に止まっていて、カメラは三脚に乗せて撮影しているので“ブレ”ることはありません。

撮影協力 MINAGAWA KAORI Instagram

プロフィール

フォトアミューズ
Photo&Videographer
浦島大介

音楽業界にいたときにCDジャケットの制作に携わったことでデザイナーという職業に興味を持ち、広告代理店に就職。デザインの仕事に従事するうち、良いデザインは良い写真から生まれると気づき、写真や動画の世界に興味が広がったことでフォトアミューズに入社。婚礼撮影のビデオカメラマンとして人々に向き合ううち、『人』を撮る楽しさに目覚める。

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