「遊ぶは学ぶこと」|足利ものがたり文化の会
子どもに良いものを、との想いで始まった活動は昨年40周年を迎えた。宮沢賢治童話を舞台として、幼児を交えた少年少女それぞれが描いた心の風景を、交わらせ響かせ合う『人体交響劇』。みんなで相談しながら時間をかけて創作した劇は、衣装も道具も使わず声とからだだけで表現し、全員にスポットが当たる。
「自分以外のものになるって、すごく楽しいことなんだよね。童話に登場する生き物や、風や雲になったりして。時には、描写はされてない小さな存在だったり、それに自分たちで名前をつけたりしてね。賢治さんの童話には想像の余地があるから、物語を読んだ子どもたちの心には、目に見えないだけでいろんなものが登場してると思うよね。実感することも大切だから、月に1回は外に出て山や田んぼで遊んだり、星がキレイな日は近くの公園にでかけたり。自然の中で見つけたものを『これ、すごいね〜』って。それと、言葉はすごく大事。難しいからと大人が勝手に簡単な言葉にしないで、童話の中の素晴らしい言葉をそのまま伝えないといけない。子どもたちは自分なりにちゃんと受け入れてくれるからね。」代表の前田さんの眼前には、子どもたちの心象風景が広がっているのだろう。
童話『かしはばやしの夜』にこんな一節がある。
『お空はこれから銀のきな粉でまぶされます』
この言葉から何を思い描くだろうか。子どもの頃の自分に聞いてみたくなった。
– お母さんに聞きました –
お子さんに変化はありましたか?
たくさんの刺激をもらって、自信が出てきたみたいです。本人は習い事って感覚はないと思いますよ。初めてGBMにきた時は「何ここ?!」って思って驚きましたけど(笑)。ご近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんに遊んでもらっているようで、兄妹の延長ですね。
私たち親も、ここに来ると安心するっていうか、なんだかちょっと開放されるような感覚があって(笑)。私が見ていなくても、誰かが見てくれてますから。
前田先生は、子どもが自由に動き回ってしまうことを「それが良いんだよ」って。それが本来の子どもの姿っていう感じで見てくれます。先生のその眼差しの中で子どもたちが育っていくっていうのは、かけがえのない時間だと思うんです。
【お問い合わせ】
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【活動日】
前田パーティ
金:17:00~18:30(幼児・小学生)
18:30~20:30(幼児・小中学生)
土:18:30~20:00(幼児・小中学生)
20:00~22:00(中学生以上)
水:15:00~16:30(幼児親子)
木野内パーティ
18:30~20:00(幼児・小学生)
19:00~21:00(中学生)