Waffle Coffee – ワッフルコーヒー

Waffle Coffee – ワッフルコーヒー

アメリカ旅行の途中で迷いこんだようなコーヒーショップ
ラテとマフィンで自分の時間を取り戻そう

お店を始めた理由を「世の中のスピードについていけなかったからですかねぇ」とニコニコのヒゲ笑顔で語るマスター。現在、小4のお嬢さんの小学校入学のタイミングで千葉県柏市からこの佐野に引っ越してきた。過去にコンビニとして使われていた物件の半分を約1年かけて外装も内装もDIY仕上げ。入り口からフワッと漂うアメリカの香りのアンティーク雑貨や家具に時空を忘れる。
「インターネットの検索にひっかからないものが手に入れる基準かもしれないです。このレジは1890年にできたものみたいなんですけど。この細かい柄付けは今じゃ絶対ないですよね。細かいところがしっかりできてる良さ…それとは逆に、適当で不完全で後ろにあるストーリーを想像させてくれる魅力…不細工なものを見てると、のろまな自分も生きてていいんだと思えてきます(笑)」

入り口のガラスに書かれた『SLOWPOKE』は「のろま」の意。店名の「ワッフルコーヒー」は、ワッフルとコーヒーがとにかく好きだからこの名前にしたらしいが…「スピード感ないんで窓にこう書いとけば許してもらえるかなって。ワッフルの注文は時間がかかるんで今の状態だと難しいです…。もう店名も変えたいくらいなんですけど…。あとカフェかな?て思われてランチを聞かれたりもしますが、あくまでコーヒー屋なんで…すみません!(笑)」

聞けば聞くほどおもしろいが、とことん楽しんでお店をやってることが伝わってくる。「日曜の夜に明日から仕事だ…となったことがないんです。仕事に行くのがぜんぜん苦じゃない。それがお客さんにも伝わるといいな、って思ってます」

おすすめはアメリカ中を食べ歩いて練り込まれたレシピのマフィンと、福伝珈琲さんでエスプレッソ用に焙煎してもらった豆から抽出したたっぷりサイズがうれしいラテ。アメリカでもニューヨークとかの都会じゃなくアメリカ中部のこの感じ。そういえば東京に対しての佐野の土地感覚に似てなくもない。

ゆっくりしようとかしないじゃなく、ここに来れば誰でもこの店のスピード、本来人間があるべきスピードに整えてもらえそう。忘れかけてたらぜひ!

Waffle Coffee – ワッフルコーヒー