麺屋 二周目

麺屋 二周目

夢に挑むための、人生二周目

2025年12月、館林寺岡線沿いに新たな佐野ラーメンの店がオープンした。
日常の延長線上にありながら、確かな存在感をもつ一軒だ。

店主の船田博美さんは、かつて東武鬼怒川線のSL「大樹」で機関士を務めていたという。40年以上続けた鉄道員という仕事からなぜ一念発起したのかを尋ねると、「物心ついた時から佐野ラーメンを食べていて、ずっとラーメン屋になりたいという夢はあったんです。でも、鉄道員という仕事も好きだったので、長く葛藤はありました。定年を迎えたときに、やっぱりラーメン屋をやってみたいという気持ちが抑えられなくて、家族に相談したんです。そしたら、嫁も娘も倅もみんな『これまで40年以上頑張ってきたんだから、好きなことやってみたらいいんじゃない』と背中を押してくれたんです」と微笑む。

後押しとなった家族の存在は、開業後も店のなかに息づいており、麺打ちや調理補助などを分担することで、父を支える家族愛がうかがえる。そうした姿勢から自然と伝わるあたたかさも、この店の魅力のひとつだ。

「佐野らーめん予備校」で基礎を学び、卒業後には敬愛する「麺屋ブラス」に弟子入りを志願したという。
おすすめは「しおしょうがチャーシューメン」。透き通るような琥珀色のスープに、ジューシーなチャーシュー、そこへ生姜のあっさりとした風味がクセになる一品。
「らーめん予備校やブラスさんで教わったことをベースにしながら、毎日食べても飽きのこない味を目指しました」

「炙りチャーシュー丼(煮卵トッピング)」も人気の一品。香ばしく炙られたチャーシューの旨みと、煮卵のコク、新生姜の食感が重なり合う、絶妙な味わい。ほんのり甘めのタレとごはんの相性は抜群で、箸が進む。

第二の人生を、自分の夢を叶えるために使いたいという思いからはじまった『麺屋 二周目』。店内では、声を掛け合いながら支え合う家族の姿があり、その関係性が、訪れた人々をあたたかく迎え入れている。家族に支えられて実現した店主の夢は、まだはじまったばかり。

麺屋 二周目 の店舗情報

  • 〒327-0046 栃木県佐野市村上町129-7 地図を見る
  • 0283-86-8006
  • 11:00〜15:00 ※麺・スープ無くなり次第終了
  • 定休日:月曜日 ※月曜が祝日の場合は翌日休
  • 9台
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