カフェ こんほーと

カフェ こんほーと

手作りならではのあたたかさとやさしさに癒される空間

2020年8月、市役所の北側にオープンした『カフェ こんほーと』。開店から2年が経ち、常連客の憩いの場となっている。

ご主人の菊地晋介さんとその奥様、祐子さんはともに佐野市内で教鞭をふるっていた元教員。学校長を務めあげ、定年を間近に控えたある日、ご主人には思うことがあったという。

「人生は一度しかないですから、教職を終えて、セカンドステージを歩み出すのなら、なにか新しいことにチャレンジしてみたいと思うようになったんです」

奥様も退職後はご主人を手伝い、夫婦二人三脚で店を切り盛りしてきた。

こんほーとの魅力は、居心地のいい雰囲気と手作りならではのやさしい味わいの料理にある。なかでも人気なのが、肉屋から直接仕入れた牛肉を早朝から2時間ほど低温調理するというローストビーフ丼。色鮮やかな発色と、ジューシーでやわらかな食感が楽しめる牛肉に、玉ねぎベースのさっぱりとした和風ダレが絡みあい、ごはんがすすむ一品。

メインはご主人、副菜は奥様が担当する。手間を惜しまずに作られる夫婦合作の手料理が、訪れた人をあたたかくもてなす。健康面にも気を遣ったやさしい味わいは、お二人の人柄がにじみ出ているかのよう。

ご家庭でもこの味を楽しんでいただけるようにと、テイクアウトも行っているそうで、ランチはもちろん、ディナーとしての注文も可能だ。

ご主人はにこやかな笑顔で、「教え子やその親御さんたちが食べに来てくださるんです。そうした再会も楽しみのひとつで、すごくうれしいし、ありがたいことだなと思います。この店がなければそうした再会もできていないと思うので、この仕事を選んでよかったなと思います」と語る。

お二人が醸し出すやさしい空気感と、愛情あふれるメニューの数々に癒されてみてはいかがだろうか。

カフェ こんほーとの店舗情報