Pain récit(パン レシ)

Pain récit(パン レシ)

パンを通じて生活に彩りを
『食』を楽しむ憩いの場所

佐野駅前にあった『Boulangerie Monogatari(ブーランジェリー モノガタリ)』が堀米町に移転し、7月13日にリニューアルオープンを迎えた。『Pain récit(パン レシ)』と名付けられたその店は、こどもの国のふもとに静かに佇む。

フランス語でPain=パン、récit=モノガタリという意味を持つ、古民家をリノベーションしたその店は、木造建築のあたたかみのなかに、モダンな雰囲気が漂う。そこに広がる、芳しいパンの香り。

Boulangerie Monogatariをはじめたのは店主が29歳の時。「自分の舞台がほしくて、がむしゃらにはじめたのが Monogatari。7年半、あの場所でやってみて、自分のレベルがわかってきたので次のステージに進んだという感じです」と移転に至った経緯を語った。

リニューアルオープンに合わせ、小麦粉や水分量に至るまで、ほぼすべての商品をブラッシュアップしたという。店で取り扱うオリーブオイルやワインなどのアルコールも、なるべく現地に足を運び、作り手の想いが詰まっているものを選んだ。

コロナウイルスの影響から外食が制限され、食卓を囲んで食べる楽しさが減ってしまったと感じていた店主。そこにもう一度光を与えたいと、『食』の楽しさを改めて実感できるよう古民家を改装し、さらなる美味しさを追求していった。

「Pain récitは、みんなが『食』を楽しめる場所であってほしいという願いを込めてつくりました。ここでしか体験できないものを提供できる唯一無二の店になれたらと思っています」と今後の意気込みを語った。

『パンを通じて生活に彩りを与えたい』という店主の想いが幹となり、五感すべてで楽しめるパン屋として生まれ変わったPain récit。佐野にいながら非日常の世界を堪能できる小旅行へと出かけてみるのはいかがだろうか。


▲ 代名詞でもあるバゲットはもちろん、ハード系からスイーツ系まで幅広いラインナップが魅力。
その数約70種類。
▲ 元パティシエでもある店主が作る、スコーンやカヌレなどの焼き菓子も人気。
こちらも売り切れ必至の本格派。
▲ イートインスペースはワンドリンク制。
パンに合う惣菜やソフトドリンク、アルコールなども各種取り揃えている。

会津の古民家を移築した建物をさらにリノベーションし、完成させた店内。水平に走るいくつもの梁が特徴で、木造建築のあたたかみを感じさせる。ランプシェードからのやさしい光がゆったりとした時を奏でる。

Pain récit(パン レシ)

  • 栃木県佐野市堀米町655-20
  • 0283-55-4544
  • 9:30〜18:00(パンが無くなり次第閉店)
  • 定休日:月曜、火曜
  • 駐車場:有
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