角半

大正3年創業、本格中華と佐野ラーメンが一度に楽しめる老舗

佐野市大和町、佐野駅から徒歩約10分の場所に位置する『角半』。
「創業は大正3年から。あの有名な中華料理人である陳建民さんのもとで修業して受け継いだ味が、角半の中華料理の原点になっています」と語るのは、5代目店主。

角半でいただく『四川麻婆豆腐』は山椒の風味とピリ辛な味付けが絶妙なおいしさを奏でる一品。豆板醤を2種類ブレンドしているという餡は、辛さの中にまろやかなコクを感じることができる。またひき肉の甘さも加わり、旨辛な一皿。
豆腐のプルプルとした食感と優しい甘さも良いアクセントとなっている。ピリ辛な餡との相性も抜群だ。

角半のラーメンは鶏と豚の旨味が詰まった、あっさりしょうゆ味の一杯。
スープは鶏ガラ・豚ガラ・野菜・魚介から出汁をとる。一口飲むと優しい味わいと懐かしさを感じることができる。
麺は自家製手打ち麺。スープとよく絡めてすすることでその旨味を堪能でき、またモチモチとした食感が癖になる。
チャーシューはまるで角煮のように、肉厚なのにホロホロと柔らかな仕上がりとなっている。

100年以上もの歴史がある『角半』。
味わいはさることながら宴会利用もできるため、ぜひ中華料理を囲んで団欒のひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。