Vol.4 ボケのキレイな写真を撮ろう
一眼レフを手にしたら一度は撮りたい、「奥行きのあるキラキラした明るい写真」。
一眼レフならではの「奥行きのあるキラキラした明るい写真」とそうでない写真の違いは『ボケ』の使い方にありました。
最近のスマートフォンで見かけるポートレートモードはその『ボケ』を利用して印象的な写真を撮ることができる、そんな機能です。
では『ボケ』がきれいな写真はどのように撮るのでしょうか??
①カメラの撮影モードはA(Av)モードにします。
②レンズを最大までズームさせます。
③撮りたいもの(被写体)がちょうどいい大きさになるように移動します。
なんとこれだけで撮りたいものの周りがボケた写真を撮ることができました。次にカメラの設定でF10などとなっている箇所(F値)の数字を一番小さくします。
先程と同じように撮ってみると少しボケ具合が増えました。
つまり、ズームしてF値が小さいほど、よくボケた写真になるのです。
さらに背景がボケた写真を撮る方法は「F値を小さくすること」で仕上がります。
ちなみに、ズームをしないでF値も大きい状態で撮ってみると、人物も背景もしっかりと見える写真になります。
【ワンポイントメモ】「F値」
もっとボカしたい!
~カメラの機能の中で「これなんだろう?」的なものを解決します!~
A~Dの写真を比べると、ボケが大きい順から、C>A>D>Bとなっています。
ズームの大きさ(ミリメートル)が同じ場合は、F値が小さい方がよくボケる(A>B)(C>D)特性があり、F値(f1.8またはf10)が同じならズームが大きい方がよくボケる(C>A)(D>B)特性があります。
というわけで、 A~Dの写真のなかで、背景一番ボケているのは、ズームの大きさが一番大きく、一番小さいF値で撮った、85mm f1.8のときの写真になります(C)。
『ボケ』の仕組みはおわかりいただけましたでしょうか。F値やズームを自在に操って、ボケのキレイな写真をたくさん撮ってみましょう!!
撮影協力 MINAGAWA KAORI Instagram
プロフィール
フォトアミューズ
Photo&Videographer浦島大介
音楽業界にいたときにCDジャケットの制作に携わったことでデザイナーという職業に興味を持ち、広告代理店に就職。デザインの仕事に従事するうち、良いデザインは良い写真から生まれると気づき、写真や動画の世界に興味が広がったことでフォトアミューズに入社。婚礼撮影のビデオカメラマンとして人々に向き合ううち、『人』を撮る楽しさに目覚める。
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