食育インタビュー[株式会社とりせん]

食育インタビュー[株式会社とりせん]

未来を担う子供たちに「食育」の素晴らしさを伝えたい

「食育」とは「食」を通じて食べることの大切さと健康な心身を育むこと。この食育の重要性を伝えている株式会社とりせんでは、園児や小学生を持つ親子を対象に、自ら収穫することで野菜と親しむなどの体験学習や同社で販売する商品の工場見学、親子料理教室などさまざまな活動を行っています。今回の企画は大人向けの食育ツアーを実施してほしいとの要望が集まり、岩下食品株式会社と共同で昨年オープンした新生姜ミュージアムや岩下食品工場を見学しました。参加した38名は見て聞いて食べて、食育を満喫したようです。


小林宏安 取締役

また、とりせんで食育推進活動を行っている小林宏安取締役に、同社の取り組む食育についてお話を伺いました。

弊社は2004年から「1日に5皿分(350g)以上の野菜と200gの果物を食べましょう」をスローガンに食育活動を行う一般社団法人ファイブ・ア・デイ(5A DAY)協会に入会し、食育を分かりやすく伝える活動を続けています。まずは小学校と連携して3年生を店舗に招き、売り場で野菜の大切さを教える食育体験ツアーを始めました。青果売場での学習は多くの野菜・果物を見ながら学習できると好評です。また園児向けでは、店舗に来ることができない幼稚園・保育園に、社員の食育インストラクターが出向き、園で青果売場を再現し、店舗と同様に実施しています。

また親子で参加できる催しも多数実施しています。毎回若い世代の保護者の参加があり、その関心の高さをうれしく思いますね。「魚のさばき方教室」では、プロ顔負けの三枚おろしを披露するお父さんもいたりして、周りの子供たちも称賛のまなざしを送っています。

もともと日本人は一汁三菜で、さほど意識せずに野菜を食べてきました。栄養バランスの良い和食を見直していきたいですね。とはいえ調理に時間をかけられないご家庭もあるでしょう。弊社では何皿分の野菜かが一目で分かる「5A DAY」マーク付きのカット野菜も用意しているので、気軽に取り入れていただければと思います。

これまでの活動が評価され、平成26年度に群馬県から食育推進活動優良表彰を受けたとりせん。役に立つのはもちろん、子供たちが楽しく、進んで学べる体験やイベントが人気の秘訣のようです。

▲新生姜カラーのピンクで統一されたミュージアム。その歴史に触れながらゲームなどを楽しんだ参加者たち。

株式会社とりせん

  • 群馬県館林市下早川田町700
  • 0276-74-2121(代)

北関東を中心に59店舗

一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会

1日5皿分以上の野菜を食べよう!