匠屋

匠屋

実直な店主がつくる一杯に人は皆、回帰していく

道の駅どまんなかたぬまの東側、県道16号線を挟んで向かいにあるらーめん店「匠屋」。東武佐野線吉水駅からは徒歩で約10分。開店と同時にお客さんが入る人気のお店だ。この人を惹きつける魅力はなんだろう。

匠屋は、店主の食べ歩きから始まった。佐野出身の店主は、その中で1軒のらーめん店と出会う。後に門を叩くこととなる、佐野の名店池田屋である。2年間の修行の後、赤見町で初代匠屋をオープン。「田んぼの中にポツンとあるうまい店」と評判のお店であった。現在の吉水町に移転後もその人気に陰りはない。

一番こだわっているという麺は、佐野でもトップクラスに加水率が低いそうだ。水分の少なさは強い弾力のある生地となり、時間が経っても伸びにくいコシのある麺となる。「たくさん作ったら体が壊れてしまいますよ(笑)」と店主。生産性は良くないというが、この「コシ」に心血を注ぐ麺の匠である。素材の旨味を引き出したシンプルなスープと合わせて匠屋のらーめんは完成する。

皮から手作りという餃子も、オープン当初から、皮のモチモチ感、具材のジューシーさにこだわり続けている。運動部の学生にも満足な大きさで、パリッ!モチッ!ジュワ 〜。お土産餃子も購入できるので、是非お勧めしたい。 「師匠から学んだことを崩さず、妥協せず・・・初心忘るべからずですね。他の店を回ってもまた戻ってきてもらえる、毎日食べられるらーめんを目指しています。」

匠の一杯を求めて、今日も足を運んでしまう。

【 しょうが 】
特製の細切りしょうが種。 冷たいものを多く摂取する夏にも最適!

【 スープ 】
化学調味料を最小限に抑えたシンプルなスープ。 麺を活かすために、敢えて物足りなさを出したという。

【 麺 】
食べ始めから終わりまで、コシのあるこだわりの麺。

【 チャーシュー 】
歯ごたえの残る柔らかさがポイント。

匠屋

  • 栃木県佐野市吉水駅前3-4-10
  • 0283-62-9760
  • 平 日:11:00~14:00、17:00~19:30
    土日祝:11:00~14:30、17:00~19:30
    ※麺・スープが終わり次第終了
  • 水曜日