Vol.9 足利の小さなワイナリー「Cfa Backyard Winery」
今回は足利市で人気のワインショップ和泉屋の代表で、通称『ワインの妖精』こと泉 賢一さんに、足利市でこだわりのワイン造りをおこなっている「Cfa Backyard Winery」のワインをご紹介いただいた。
Cfa Backyard Wineryは、足利市で60年続く、ラムネなどを製造する株式会社マルキョーの工場内に建てられた小さな製造所。小さなワイナリーながら「国産化から日本化へ」のミッションを掲げ、確かな技術で日本だからこそできるワインを追求し続けている。
泉さんは、Cfa Backyard Wineryのワインには作り手の情熱を感じるという。美味しさのこだわりはもちろん、新たな手法へのチャレンジなど、楽しみながらワイン造りに情熱を注いでいる様子がうかがえるとのこと。
ボトルに貼られたエチケットもオシャレで、世界一文字数の多いラベルかもしれないとご自身たちも語っている。
コルク栓の代わりに、ヴィノロックと呼ばれるガラス製の栓が、どこかラムネの瓶を彷彿させる。見た目にも可愛いヴィノロックは、コルク栓のように開ける手間もなく、ワインが残った時に栓をすれば、樹脂製の接続部分が密封して、酸化防止の機能も高くなる特徴もある。
今回はCfa Backyard Wineryのワインから2種類をご紹介。
Opening Act Muscat Bailey A-B 2019(※写真右)
【品種】マスカット・ベーリーA種
【ブドウ原産地】山梨県産/栃木県産
〈妖精コメント〉
赤ワインに使われる黒ブドウ品種のマスカット・ベーリーAより醸造した珍しい白ワイン。
レモンやマスカットのような爽やかで複雑なアロマと奥深い味わいで、マスカット・ベーリーAは白ワインの方が美味しいのでは!?と思わせる画期的なワイン。
Opening Act Muscat Bailey A-DT 2019(※写真左)
【品種】マスカット・ベーリーA種
【ブドウ原産地】栃木県産
〈妖精コメント〉
ラベルにもデザインされているように栃木県産のマスカット・ベーリーAだけで作られたワイン。通常は、生産量の少ない栃木県産だけにこだわると高額になってしまうが、こちらは価格も抑えつつ高品質でとても優れたワイン。酸味もあるので、日本食など多様な食事に合わせやすく、ソースをかけたコロッケとも相性が良いので、ぜひ試してほしい!
プロフィール
WINE SHOP IZUMIYA 代表泉 賢一(通称 ワインの妖精)