向井千秋記念子ども科学館

向井千秋記念子ども科学館

この星々が広がる宇宙へ行った館林のスター

「私たちの周りには不思議なことがいっぱいです。 どうして物が落ちるのでしょうか? どうして雨が降るのかしら? どうして昼や夜があるの? 木や花、動物達、そして私たち人間はどうして成長するの? どうしてそうなるのかわからないこと、不思議だなぁ〜と思うこと、もっと知りたいなぁ〜と思うことに出会ったら、本で調べたり、お友達と話したり、先生に聞いたりしてみましょう。 不思議だと思うことの答えをこの科学館で見つけてみて下さい。 答えが見つけられたら、それは見つけた人の宝物です。 不思議探検隊のみなさん、この科学館でどんどん新しいことを学んで下さい!」


向井 千秋

…これは館内の資料室にある向井さんから来館者へあてたメッセージ。 館林が生んだ大女傑からの、科学の世界への招待状ともいえる名文だ。

向井さんが宇宙に旅立つ3年前にできたこの科学館。当初は『館林市子ども科学館』という名称だった。1994年、1998年の2回に渡り、日本人女性として初の宇宙飛行を行った向井さんの偉業を讃え、2回目の宇宙飛行の翌年度から『向井千秋記念子ども科学館』へ改称。その後、向井さん関係の資料展示コーナーや、月の重力を疑似体験できる『ムーンウォーカー』など、宇宙・天体関係を充実させた。

そしてここ最近の注目がデジタル化したプラネタリウム。直径23mのドームスクリーン、実は日本最大級。北関東では筑波についで2番目の大きさを誇る。

ここでみつけた宇宙や科学に対する不思議の種、疑問に思う好奇心はきっと子どもたちの可能性を広げるきっかけとなる。宇宙に行った向井さんの背中こそ無限の宇宙そのものかもしれない。

向井千秋記念子ども科学館