【閉店】otegaruya(おてがるや)

【閉店】otegaruya(おてがるや)

体にも心にもやさしいおてがるおにぎり

2021年10月にオープンした『otegaruya(おてがるや)』は、若松町に店を構えるおにぎり専門店だ。

おにぎりは藻塩、高菜、梅、おかか、金山寺味噌の基本の5種類に、日替わりの『本日のおすすめ』が数種があり、『本日のスープ』もある。

お米は会津産コシヒカリを使用している。粒が立っていて弾力があり、甘みのある味は具との相性が抜群だ。こちらは店内でも販売している。
海苔は有明産の一番摘み。一口かじると、パリッとした歯切れの良さと何とも言えない旨みが口いっぱいに広がる。
サイズはすべて手頃な感じで、ぺろりといくつも食べてしまえそう。なんと10個食べたつわものもいるとか。

おにぎりはテイクアウトのほか、イートインスペースも用意されているので店内でも食べられる。

「お腹を空かせて学校から帰ると、夕食までのつなぎに母がいつもおにぎりを握ってくれました。それがとてもおいしくてね。おにぎりって、そんなあたたかい家庭のイメージがあるんですよね」と気さくに話す店主の阿部さん、じつは堀米町にある『リラクゼーションみがる』も経営している。

リラクゼーションとおにぎり、全く違う業態のように思えるが、

「リラクゼーションのお店に来ていただいているお客様は、冷え性の方が特に多いんです。その場で改善させることはできますが、根本的な原因はなんだろうと考えたときに、やっぱり食事だなと思ったんです。体に良い健康的な食事ができれば、冷え性の治療になるのではないかと。そこで思いついたのが、小さいころから大好きだったおにぎりでした。体に良い素材を使ったおにぎりを食べていただくことで、体を内側から温めて健康になってもらいたいと思っています」

このふたつ、実はつながっていたのだ。

そんな思いのこもったおにぎり、平日は変わり種が登場することもあるが(取材時には“アボカドワサビ醤油”と“帆立バター醤油”がラインナップ)、土日は“しゃけ”や“ツナ”など子どもが好きな定番メニューも用意。

また、コロナ禍で苦しんでいる人たちの少しでも助けになればと、毎週日曜日には中学生以上は100円、小学生は無料の子ども食堂も開いている。

今後は、昼食とクイックマッサージなどのリラクゼーションをいっしょに提供できるようなお店にしていきたいとも考えているとのこと。

そんな心も体も満たされる『otegaruya(おてがるや)』のおにぎりを食べて、ほっこり温かくなってみては。

otegaruya(おてがるや)の店舗情報