Vol.12　市民フォーラムが開催されました

10月29日、佐野日本大学短期大学で市民フォーラムが開催された。8回目となる今回は『子育てしやすいまちづくり～人とまちのWell-Beingを目指して～』をテーマに、講演やシンポジウムが行われた。

内閣府・子ども子育て会議の元会長であり、白梅学園大学の名誉教授として活躍する無藤隆先生が登壇し、子どもの自発的な声を尊重し、地域ぐるみで子どもを育てていく重要性などを説いた。

シンポジウムでは、佐野市内の高校生を招き、街の魅力や今後佐野市をどのようにしていきたいかなどの意見が積極的に交わされた。
高校生の視点から語られた、佐野にあったらうれしい施設としてスケートボードパークの設置などを挙げ、学校や家庭に代わる第3の居場所として、サードプレイスの重要性を訴えた。
これに応える形でシンポジウムがすすんでいき、『若い世代の人々の願いや夢が叶う街、佐野』を実現化していくことで街が輝き、ここにしかない魅力として街の活性化につながるのではないかと、さまざまな意見交換がなされた。

佐野Strong Start研究会会長でもある小林理事長は、「相手に好きになってもらうには、まず相手の声を聞いてあげることが大切」と述べ、佐野市と協力し、若い世代や子どもたちの声に耳を傾けることで、街を好きになる子どもたちが増え、佐野の街の発展と人口増加につながっていくことを示唆した。
終始和やかな雰囲気ですすめられた市民フォーラム。参加者全員が佐野の明るい未来を願って幕を閉じた。