栃木シティフットボールクラブ 活動レポート
栃木県南地域で活動しているサッカーチーム「栃木シティフットボールクラブ」
この連載では、試合結果や練習風景、オフの活動など幅広く紹介しています。
Vol.108 2年ぶり挑戦、惜しくもJFL昇格に一歩及ばす
11月23日~11月27日にJFL昇格をかけた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022決勝ラウンド」が開催され、1次ラウンドを勝ち上がった栃木シティを含めた計4チームの戦いが繰り広げられた。
結果は惜しくも3位。昇格条件である2位以内に一歩及ばず、JFL昇格を果たすことができなかった。
第1試合は、FC刈谷との対戦。
1次ラウンドでは引き分けた相手と早々に再戦の機会が訪れた。
冷たい雨が降り気温が低い中試合が始まり、試合が動いたのは前半12分[18]野田卓宏選手がボールを持ち右サイドを駆け上がり、クロスボールを中にいれると[11]チョヨンチョル選手が頭で落とし、[32]加藤カレッティ丈選手がフィニッシュ。先制点を決めた。
後半28分[10]岡庭裕貴選手のシュートが相手DFにあたりこぼれたところを[11]チョヨンチョル選手が押し込み追加点を奪った。試合はそのまま終了し2-0で勝利を収めた。
第2試合は、沖縄SVとの対戦。
長身DFを主体とする堅守のチームになかなかボールを保持する時間をつくることができず、序盤は主導権を握るも時間経過とともに攻めあぐねる展開に。そして後半はわずかシュート1本にとどまり、相手の猛攻が続いたが、栃木シティも[1]GK原田欽庸選手が好セーブを連発しゴールマウスを守り抜き0-0の引き分けで試合終了。
一勝一分で勝ち点を4とし、得失点差で首位をキープし最終日に。
第3試合は、ブリオベッカ浦安との対戦。
当日の第1試合(沖縄SV-FC刈谷)の結果を受け、沖縄SVの昇格が決定。栃木シティは引き分け以上で自力昇格が決まるという状況でキックオフ。今季4度目となる対戦で、お互いの手の内を知る中、立ち上がりは動きがなかったが、前半32分、相手CKのこぼれ球からミドルシュートを打ち込まれ、先制を許す。後半、立て直しを図るも後半開始3分追加点を決められ0-2に。選手を入れ替え攻撃に厚みをかけると、後半30分[23]吉田篤志選手が1点を返し会場に活気が戻る。あと1点が欲しいところで悔しくも相手に更なる追加点を献上してしまい、1-3で試合終了。
JFL昇格まであと一歩が届かなかった。
しかし、最後の最後まで昇格の望みを紡ぎ続け、熱い闘志あふれる闘いをした今シーズンの選手たちに大きな拍手を送りたい。この悔しさを胸に、必ず来季JFL昇格を成し遂げよう。
栃木シティフットボールクラブ
公式HP:https://tochigi-city.com/
栃木市をホームタウンとして栃木県南地域で活動しているサッカーチーム。
Jリーグ百年構想クラブにも認定されており、栃木県で2チーム目となるJリーグチーム誕生を目指して活動をしている。
2019年4月栃木市岩舟町にクラブ専用の練習場 LUXPERIOR FOOTBALL PARK が完成、2020年5月には同敷地内にクラブハウスも併設した。
ピッチからスタンドまでの距離が5mと、日本で一番近いスタジアム「CITY FOOTBALL STATION」が2021年3月14日(日)にこけら落としを迎えた。