足利を盛り上げようと発足された『足利ミッドタウン商店会』。発足された経緯や足利の魅力、同団体が目指すこれからについて、会長である泉さんと副会長理事兼務の梁川さんに、改装中の『喫茶八蔵』新店舗で存分に語ってもらった。
- 足利生まれ、足利育ち。北海道や東京でサラリーマンをしたのち、実家の家業を継ぐため30歳のときに帰郷した。江戸末期からある老舗の酒屋、和泉屋の8代目当主。足利とワインをこよなく愛する42歳。別名『ワインの妖精』。
- 足利生まれ、足利育ち。高校を卒業後、テレビや映画の大道具になるため、上京。26歳で大道具の職を辞め、コーヒー業界へ。修行したのち、都内で出張喫茶八蔵を立ち上げる。2018年4月に鑁阿寺西門前にて喫茶八蔵を開業。2021年7月より大日大門通りに移転。
-足利ミッドタウン商店会の成り立ちについて
泉僕はこっちに戻ってきたときに、足利のために何かしたいなと思ってたんです。町内会のイベントとかにも顔を出したりしたんだけど、同年代の人がいなかった。でもたまたま、もっくもっくさんたちがやってる草むしりに参加したら、みんなすごく楽しそうで、この人たちとなんかやれたらおもしろいだろうなって思ったのがきっかけです。
梁川話をしてる中で、なんかやれたらいいよねってことになって、けんちゃん(泉)がみんなに声をかけてくれたんです。ちょうど同時期に開業した同世代の人たちがあのエリアに集まってたってことも大きいよね。
-足利ミッドタウン商店会のネーミングについて
梁川足利って、北と南が渡良瀬川で分断されてて、渡良瀬川あたりの商店会ってことで、地図上でも渡良瀬川が足利のまんなかあたりにあたるから『ミッドタウン』。エリアを限定したくなかったっていうのもあります。
泉どこかの地域の名前になっちゃうとそこ以外の商店会の人たちが入ってきにくくなっちゃうし、あたまに足利って付ければ足利全体のこととして盛り上げていけるかなと思って『足利ミッドタウン商店会』と名付けました。
-足利ミッドタウン商店会がこれまで手掛けたイベントについて
梁川『キタナカモールvol.0』をやらせてもらいました。僕らのいる北仲通り界隈がどういうところか知ってもらいたかったので、北仲通り界隈の写真を皆さんに撮っていただいて、そのなかから選出された50点の写真を路地裏に展示したりしました。撮影者の視点と自分が見ている視点の違いとか、昔と今の景色の違いとかの2つの違った視点というのをその場でみれたらいいなぁというので写真展をやらせてもらいました。あと、僕らの活動も見てもらいたかったので、今後活動で使っていくタープに、地域の子どもたちにお願いして街の絵を描いてもらったりしました。
泉『キタナカモールvol.1』も今年の11月に開催予定です。
-足利の魅力について
梁川フラワーパークさんとかココファームさんも足利を代表する名所だと思うんですけど、それ以外の街並みも僕はいいと思うんです。どこかノスタルジックな部分が残ってて。おすすめできる場所はたくさんあるんで、街が持ってるポテンシャルは高いと思います。
泉自分は足利に戻った時に、健人(梁川)にはもう何回も言ってるんですけど、川と山があって、あんなふうに夕日が見える場所ってなかなかないなと思ったんですよ。
梁川あるかもしれないけどね(笑)綺麗なんだよね。
泉川も山も綺麗で、夕日が溶けてなくなっていくような、あのシチュエーションってなかなかないと思うんです。それと、時代をつくってきた人が多くいることも魅力だと思います。ヤングヤング大行進とかもそうだけど、この街は回転しながらもいろんなことをやり続けてきて、そうやって時代を作り上げてきた人がいっぱいいる。だから何かをやろうとしても協力してくれる人が多い。何かをやるにはやりやすい街だとは思いますね。
-足利ミッドタウン商店会の今後について
泉足利って商店会自体が多いんです。これはあくまで夢ですけど、各エリアの商店会同士がつながって一つの面として何かができたら楽しいだろうなと思いますね。
梁川足利ではイベントがいろんなところで開催されているんですが、単体・単発でおわってしまうことが多いんです。それをミッドタウン商店会がつなげる役割を果たしていきたいと思っています。みんなの生活が豊かになればいいなと。やってる自分たちが楽しんで、近くにいる人たちがより楽しんでもらえればね。
泉まずは我々が楽しまないとね。苦しくなっちゃうとちょっとね(笑)
梁川たまに苦しくなるけどね(笑)でもワクワクのほうが上回っていくけどね。そうやって僕らが街を盛り上げて、若い世代の人たちに足利って楽しいなって思ってもらえればいいですね。