LIFESTYLE, 過去の特集

自然の中でくらし、自然の中ではたらく。

自然の中で生きる野菜、とても濃くてにがくて、生きた自然の味がする。

 自らの手で育てた野菜たちについて、とてもやさしい言葉で詳しく丁寧に語る「ともくさ農園」代表の稲田健さん。佐野市牧町、自然豊かなこの土地で生物の循環に適した有機無農薬で野菜を育てている。

 ここ「ともくさ農園」の畑は周りに生える雑草たちをキレイに取って整理された畑ではない。畑通路には積極的に草を生やし、多くの昆虫や微生物たちと野菜が一緒に生きている畑である。一般的な畑からすると一見、手入れがされていないのかと感じてしまうかもしれない。けれどもこれが自然の循環だと野菜たちを眺め稲田さんは語る。

 現在、私たちの食卓に並ぶ野菜のほとんどは一代交配種と呼ばれる種子から育てられた野菜で、その種子は自家採取できず、種をつくれない言わば不自然なものだという。不揃いでも大きく色鮮やかに育つ「ともくさ農園」の野菜たちは、自家採取した種子を基本に、採取困難な品種は在来種や固定種を利用して育てられている。肥料は平飼鶏糞や米糠、おからを発酵させてつくるボカシ肥料と落ち葉堆肥を使い、自然そのままに育てられた無農薬・無化学肥料の野菜たちである。


 農園ではその季節に自然のまま育つ野菜がもっとも旬な野菜であり、この取材日は茄子にピーマン、大小のトマトと夏の野菜たちが太陽の光を体いっぱいに浴びていた。その場で採ってもらった緑のピーマンを一口かじるとみずみずしくて苦い自然の味、トマトは張りのある表情そのまま口の中でも個性を強く主張する。年間約60種が無農薬・無化学肥料の畑で育ち食卓へ届けられている稲田健さんの野菜たち、自然の土に深くしっかりと根を張り、育て親のこだわりそのままに今日も季節の風を感じながら生きている。

 畑という自然の一部に虫も微生物も一緒に日々生きている。そして自然の中のひとつとして人間という存在がある。みんな一緒に生きているのだから、人が生きる為にそのまま育て生きることが「ともくさ農園」のシンプルなこだわり。一生懸命に無農薬栽培をとことん目指すというよりも「自然と共に生きる」が稲田さんのテーマ。食の安全と安心への揺るぎないこだわりを夏の青い空の下、空にむかって生き生きと背伸びする緑の畑で感じた。


自然の中で無農薬・無化学肥料の安心野菜を育てる「ともくさ農園」。毎週8~10種類の旬野菜をセットで家庭へと届けてるとのこと。自然のままに大きく育った農園の野菜はいかがですか?
佐野市内:毎週2,000~2,500円(送料込み)遠方の方は宅急便で2,500円~3,000円(3~4人分)
※安定供給を目指していますが、多少の価格変動があります。



ともくさ農園(代表/稲田 健)

栃木県佐野市牧町117
0283-86-2889 (Tel&Fax)
http://tomokusanouen.jimdo.com/
inada-ken.t@silver.plala.or.jp

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