CULTURE

SANOMEDIA編集長、社会科見学へ行く。Vol.2「遠藤食品 編」

安心、美味しい、生姜工場へ潜入。

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古くから私たちの食生活に欠かすことのできない名脇役「生姜」。お寿司にガリ、焼そばやたこ焼きには紅ショウガ、現在はご飯のお供、おかずの生姜も食卓を美味しく彩っている。日本の食文化の主役を引き立たせながら、決して自らを大きく見せて語らない、前途の通り名脇役として無くてはならない存在だ。今回の社会科見学は、自然豊かな佐野市の下彦間町に本社を構える生姜のエキスパートである「遠藤食品」さんの工場内へ潜入。普段は見ることの出来ない衛生管理された空間内、視界に広がるのは大量の生姜たちが色、形を次々と変えながら上へ下へと流れる生姜の世界。

vol27_endo_01まず、お話をお伺いしたのは遠藤栄一社長。社会科見学に訪れた生姜素人の質問に親切丁寧に答えてくれた。「近年、お客様のニーズは多様化し、食に対する衛生面のハードルも年々高くなっています。私たちはそのどちらにも応えなければならないと思っています。多様化する食文化にメーカーからの一方通行な押しつけではいけませんので、食材「生姜」の事を伝えながら、食べ方までをこちらからご提案する時代と考えています」そして、私たち消費者の家庭冷蔵庫の中に「おかず」としての生姜が、いつも存在する未来を考え、目指していると語ってくれた。老舗生姜メーカーとして消費者を喜ばす商品を全国、さらに世界へと提供しながら、新商品を開発。食卓へ新しい食べ方を提案する遠藤食品、そして遠藤社長の描く生姜の未来。訪れて感じた強い想いに、一人の消費者として想いのこもった生姜製品が今以上、食卓に並ぶ日が待ち遠しくなった。

vol27_endo_02この日、工場内を案内してくれたのは開発部主任の大場さん。ロケハンの時から工場内の事、生姜についてを分かりやすく説明してくれた。食品を扱う衛生空間への取材。衛生服に身を包み、用意していただいた長靴に履き替える。入室前に靴裏を洗い、全身のホコリを取ってから入念に手を洗って、いざ、製造工場内へ。

コロコロと転がり洗浄され次工程へ流れていく生姜たち、それぞれの製品へ生まれ変わる為に機械でスライスされ、加工されていく様子が広がる。驚いたのはなんといっても生姜の数。普段の生活ではもちろん見ることの無い大量の生姜。年に一度しか収穫することができない原料であり、現在は輸入を主体としてこの場所へ運ばれ加工されていくという。「生姜は国産と輸入で個性が異なり、収穫時期によっても固さや繊維質に変化があります。柔らかく繊維質のないものはガリへ、繊維質が多少あるものは紅ショウガやフレーク状の商品として繊維質の食感を楽しめる商品へとなっていきます」と生姜素人に初歩から教えてくれた大場さん。彼女の生姜に対する深い知識と研究が企画アイディアと、そして衛生管理がされた現場と融合して、安心な商品とこれからの新しい商品となって、私たちへと届けられていくのだろう。

食の安心に加えて新しく魅力的な商品たちは現在、私たち消費者が注目する生活情報の一つである。様々な情報が流れる中に確かな情報を求める時代に訪れた「しょうがを食卓に」をコンセプトとする遠藤食品株式会社での時間。今日と明日、そしてこれからの「食の時間」に対しての安心と楽しみを知ることができた。無料で提供されているガリや紅ショウガだからこそ、安心できる美味しさを楽しんでもらいたい。曇りのない言葉から伝わる食文化への意欲がこの街の自然にこだまするよう心に残った。

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衛生服の上から入念にホコリを取る様子、安心を食卓へ提供する為には徹底した衛生管理が必要不可欠。

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届けられた生姜たちは何度も洗浄されていく。

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袋詰めされた製品に異物が混入していないかを確認する機械。一つ一つ確認していくことで、事故を未然に防いでいる。

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細かく切られた大量の生姜たち、これから赤い紅ショウガとなっていく。

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見たこともない機械たちが動き続ける製造工場内、人の手を必要とするセクションも存在する。

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梱包された商品が重ねられ並ぶ様子、ここから売場を経て私たちの食卓へと届けられる。

遠藤食品株式会社


本社:栃木県佐野市下彦間町697
0283-65-1111(TEL)0283-65-0222(FAX)
http://www.endo-foods.co.jp

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本社 お漬物直売所


夏期( 6〜9月)9:00〜18:00
冬期(10〜5月)9:30〜17:30
[東北道]佐野IC 佐野プレミアム・アウトレットから北西に約40分
[北関東道]佐野・田沼IC から北西に約20分
この工場内で製造された様々な商品が並ぶ直売所。試食も可能!

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