おかねのまなび

「おかねのまなび」と題して、みなさんの生活にかかわる大切なことを、お金のことを中心になるべく分かりやすくご紹介していく連載コラムです。

Vol.2ライフプランをつくってみよう

まずはデータ集めと整理

ライフプランを作るうえでヒアリングをさせていただく際、ご家族の生年月日や年齢を忘れられている方が多くいらっしゃいます。パートナー(配偶者)側のご家族について覚えていない、そして意外にもご自分の親でも、何月何日かは分かっていても、何年だったかと首を傾げる方も珍しくありません。
まずは最低限、世帯を共にするご家族やお互いのご両親については、生年月日を把握しておきましょう。
簡単な作業ですが、ご家族の年表を作るだけでも実感が生まれて、様々な気付きもあります。
手書きでも良いですが、パソコン等の表計算アプリで作ってしまう方が、綺麗で簡単かもしれません。

こんな事を書いてみる

以下のような事をポイントで書き加えてみる。お子様であれば進学のタイミングであったり、定年退職、住宅ローン等の完済時期など確定している事や、想定で書いても良いです。
この時期に、ご自分や周囲の方が何歳なのかも、考えをまとめる大切な要素となります。

  1. ①ご家族の年齢
  2. ②年齢や時期で決まっている(分かっている)ライフイベント
  3. ③大きな買い物
  4. ④ご自身やご家族の考え、したい事

価値観について考えてみる

ライフプラン表を作るのと同時に取り組んでみた方が良いのは、「価値観」について考えてみることです。
例えば、仕事観、子育て、ローン、健康、老後、介護、死亡などのテーマについて、「現状」と「ありたい姿」を思い浮かべて書いてみる。
そして、できればパートナーと共有してみる。
お金の話というのは、きっかけが無いとなかなか話し合う機会が無いものです。ライフプラン作りに取り組むきっかけで、分からない事を調べ、そこから自然に生まれる「気付き」や「想い」を大切にするべきです。
そして、転機となる決断や大きな買い物などの「理由」として利用します。

プランを作ることが目的!?

忙しい日常生活では、普段あまり考えない自分自身の事や家族の事、価値観や計画について考え始めると、いつの間にかライフプランを作る事自体が目的になってしまいます。
本格的なライフプランニングでは、様々な情報を入れ込んで、住宅購入計画、老後資金確保、保有資産が底をついてしまう可能性シュミレーションなどを行います。
具体的に考える事も重要ですが、ビジネスの世界でも変化が著しく早く、10年計画では長過ぎると言われています。ライフプランは「行動する時・目標設定の根拠」くらいの捉え方で、気軽に考えることをオススメします。

プロフィール

株式会社LIPS(有限会社アイシー松岡)松岡 和樹

経歴

1981年、栃木県佐野市生まれ。大学卒業後、百貨店勤務を経て、先々代から続く保険代理店「有限会社アイシー松岡」に入社。製造業、建設業等の専門性が高いリスクマネジメント、ライフプランに合わせた家計見直し、ゼロベースのシンプル提案、相談役として末永く伴走する「顧客密着型」のコンサルティングスタイルで年間100件以上の相談に対応している。